日本では、1話〜45話は刑事コロンボ、46話〜69話は新刑事コロンボとして知られているかと思う。
私は、世代的なこともあり、最初に地上波で見ていたシリーズが新刑事コロンボだったため、
石田太郎さんの声になじみがあり、1話を見たときには逆に小池朝雄さんの声に違和感があったのだが、1話からみていくうち、逆に石田太郎さんの声に違和感を感じるという逆転現象を起こしてしまった。
とは言えそれも最初のうちだけで、シリーズが進むにつれ、「ピーターフォークも老けたよね」とか、「やっぱり新ではなく無印のコロンボのほうが作品のクオリティが高いのかも」なんて適当な感想を持ちながら堪能。
恐らくだが、新刑事コロンボになった際に感じたなんとなくの切なさは、
古きよきアメリカから現代のアメリカになってしまったことからくるものかもしれない。
ところで、この一挙放送を受けて、コロンボのことをいろいろ調べているうち、
衝撃の事実を知る。
<以下、wikiより>
日本で一般に「刑事コロンボのテーマ」として知られている曲は、『コロンボ』を含む4作のTVシリーズをローテーション放送していた『NBCミステリー・ムービー』のテーマ曲である(原題『Mystery Movie Theme』ヘンリー・マンシーニ作曲)。
NHKでの放送時にこの曲がオープニングとエンディングで流され、「刑事コロンボのテーマ」として定着した。
とのこと。
な、な、なんだってー!?と叫びだしそうになったのはいうまでもない。
これが刑事コロンボのテーマだと通じるのは日本のみ、ということか。
たしかにいわれてみれば、この曲が流れるのは、「日本語版のキャスト、スタッフ」の紹介のエンドロールのみで
本編のエンディングで流れたことは一切ないのだ。
さらに、もう一つの刑事コロンボのテーマとして知られるのは「This Old Man」という曲とのこと。
これも確かに、作中やエンドで時々耳にする上に、どこかで聞いた懐かしいメロディーだ、
と思ったら、原曲はかのマザーグース。
幼い頃、マザーグースのカセットテープは聞いていたから、そこで記憶に残っていたのかもしれない。
世の中、知らないことというのは本当にたくさんあるものだ。
かなり個人的な話となるが、私が最初に"日本での"刑事コロンボのテーマ(Mystery Movie Theme)を聞いたのは
95年ごろ、テレビ東京でやっていた「タモリの音楽は世界だ」という番組内の
東京スカパラダイスオーケストラによる演奏にて。
おなじみのスカアレンジによる刑事コロンボのテーマのメロにもコードにも一目惚れ(一耳惚れ?)し
次の日、エレクトーンで早速なんども繰り返し弾いていた。
その後、金曜ロードショーにて初めて本編の刑事コロンボを見て、再度テーマ曲に惚れた。
「いつか”ちゃんと”刑事コロンボのテーマを弾きたいなぁ…」と思いながら、いまだに一度も弾けてはいないのだが・・・。
この放送以来スカパラのファンでもあるが
どうもこの刑事コロンボはこの演奏のみで、CDなどには収録されていない模様。
非常に素敵でおしゃれなアレンジだったので、機会があれば探して、ぜひご覧いただきたい映像の1つである。
ベスト・オブ・ヘンリー・マンシーニ ヘンリー・マンシーニ by G-Tools |
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